1980年代にTIMEXから発売された米軍仕様のミリタリーウオッチ「Camper」をベースに復刻した「オリジナルキャンパー」が昨年(2017年当時)に復刻されました。
発見するのが遅く、すでにタイメックス公式オンラインストアでは在庫切れになっています…。
オリジナルキャンパーが20年ぶりに復刻されました。
なんで「久々にほしくなった」というのも、携帯を持つようになってから腕時計をほとんどしなくなったからです。
かなり長い間…。復刻版ということで、懐かしく自分が好きだったモノの感覚を思いだしました。
値段もお手頃で、あまり高いモノはほとんど買わない私でも、これなら買えそうです。
元々、雑貨屋をやっていたこともあってラグジュアリーな雰囲気や高級感のあるものは、どうも苦手です。
シンプルで無駄を削ぎ落とした機能を追求したデザイン、ちょっとチープな雰囲気も気に入っています。
初期モデルから入れ替わりに1996年に発売された現行モデルも発売以来、リーズナブルなプライスとミリタリーウオッチとしての機能美、機能性が人気となってロングセラーを続けています。
こちらは現行モデルの「CAMPER」。TIMEXのミリタリーウオッチの名品です。
ファッションアイテムとしても人気で、多くのセレクトショップやオシャレな雑貨屋さんでも取り扱いされています。
トレンドを選ばず、コーデュネイトに合わせやすくオシャレでこだわりがある雰囲気が人気なのかなぁって思います。
リーズナブルなプライスなので迷わずか買えるのも魅力です。
しかーし、オリジナルが復刻されたとなれば、元雑貨屋としては気にならないわけがありません。やはり、オリジナルというのは特別です。
原型はベトナム戦争時に戦地での使用に耐えうる耐久性を備えながら、修理や電池交換を必要としない手巻き式のディスポータルウオッチ(使い捨て時計)として開発されました。
視認性や堅牢性の高さなど実用性に優れたこの時計は、すぐに一般の人達にも人気となりました。
戦後、市販品としての需要が高まり、1980年代半ばにTIMEXは米軍仕様のミリタリーウオッチをベースにした「Camper」の販売を始めました。
その後、ミリタリーウオッチの枠を超えてTIMEXを代表するモデルとして長く親しまれています。
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オリジナルキャンパーはどのように復刻されたのか?
オリジナルキャンパー
現行モデルのCAMPER
今回発売された復刻版は、このオリジナルの「Camper」を再現したものです。
ただし、当時の手巻きしきムーブメントが現在でが製造できないことから現行モデルと同じクオーツムーブメントを採用しています。
オリジナルキャンパーの特徴であるドーム型のプラスチック製風防や文字盤、ケースなどの外装は忠実に再現しています。
オリジナルキャンパーを再現するにあたって図面が紛失していたことから、復刻にあたっては3Dプリンターなど現代の最先端技術を駆使しています。
ケースはミリ単位以下の調整、文字盤は当時のブランドロゴや裏蓋などの細部にまで注意が払われました。
「オリジナルキャンパー」が復刻されるのは、2014年に創業160周年を迎えたTIMEXがディティールやヘリテージに重きをおく日本市場のリクエストに答える形で20年ぶりに実現しました。
現行モデルと復刻モデルとの違いを細かく検証
すぐ一目でわかるのがケースの大きさです。現行モデルとの34mmに比べ36mmになっています。
よく見ると、長針の形状や夜光塗料の長さも違います。
オリジナルキャンパーにはQUARTZの文字が入っていません。
現行モデルにはQUARTZの文字が入っています。
実際のムーブメントはクオーツになっていますが、当時のまま文字盤にはquartzの文字も入っていません。
また、リューズの大きさも少し大きめです。
オリジナルキャンパーのリューズは大きめ
現行モデルのリューズは少し小さめ
プラスチック製風防はアンティークウオッチによく見られる特徴の一つであるドーム型の風防になっています。
現行モデルはフラットな形状です。
オリジナルキャンパーのベルト通しはケース一体型
現行モデルのベルト通しはバネ式
ベルトを通す部分の形状も違っています。現行モデルがバネ式のピンでベルトを取り付けるのに対し、ベルトを通すだけのケース一体型になっています。
元々はディスポータルウオッチ(使い捨て時計)だったので、ベルト交換や電池交換、修理の必要がなかったので裏蓋もありませんでした。
オリジナルキャンパーの裏蓋
現行モデルの外観
ただ、今回の復刻版の「オリジナルキャンパー」は外観は忠実に再現していますが、中身のムーブメントは取り扱いがしやすいクオーツムーブメントに変更しています。
もちろん裏蓋があって、電池交換や修理ができるようになっています。
現行モデルも20年以上に渡って、愛されるロングセラーになっていますが、アンティークやヴィンテージ好き、コレクターや物にこだわりを持ったマニアな人達にとって、ルーツであるオリジナルの存在は絶対的な憧れです。
その復刻となれば、人気が出るのは当たり前です。なんとしても、手に入れたいアイテムです。
と言っておきながら、実は私はまだ手に入れていませんが…。
残念ながら、売り切れとなり手に入れることができないので代わりをご紹介します。
こちらは、バンドカラーがブルーの"TW2R13900"。ムーブメントはクオーツです。
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こちらは、文字盤カラーがアイボリーの"TW2R78000"。ムーブメントはアナログクォーツです。
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TIMEX(タイメックス)"ORIGINAL CAMPER"-SHIPS別注ネイビーモデル
昨年10月下旬にシップスから別注のTIMEXの’’オリジナルキャンパー’’が発売されたました。
反応が遅く、またまた発売からだいぶたってからのご紹介です。
もう、たぶん…おしゃれな人はほとんどがチェック済みだと思いますが…。
写真:SHIPS 公式オンラインショップ
ちょっとややこやしいですが、オリジナルのORIGINAL CAMPER(オリジナルキャンパー)はミリタリーウオッチなのでアーミーグリーンがベースになっていますが、SHIPSが別注をかけたモデルはSHIPSのブランドカラーでもある"紺(ネイビー)"をベースにしたモデル。
ケースとベルトがシップスカラーのネイビー。シンプルなミリタリーデザインにネイビーがおしゃれ。
別注モデルの証であるSHIPSのロゴもしっかり入っていてコレクター心をくすぐるアイテムになってなっています。
よりスタイリッシュに都会的で上品なイメージ。普段のカジュアルだけでなく、綺麗めなコーデにも合わせやすそうですね。
ネイビーはトレンドカラーということもあって、人気が高くすでにかなり売れているようです。
TIMEXでは過去に"青(ブルー)"キャンパーとして人気を博したモデルがあったようですが、ブルーのトーンが今回のSHIPSモデルとは違っています。
そして今回のSHIPS別注モデルの仕様は、より初代のデザインにこだわったモデルになっています。
発売から3ヶ月以上経っているので、在庫が心配でしたがまだありました。(2017-02-12現在の情報です。)